2003/04/26(#0706):六本木のベラルーシ家庭料理、ミンスクの台所
港区麻布台1-4-2
(TEL)03-3586-6600
- 参加者: 壇, JK, itojun, ska, azuki, kaji, messiah
参加者は、檀、JK、itojun、ska、azuki、kaji、messiahの7人でした。
お店の前で記念撮影。
店内の様子。
ナイフフォークの他にお箸も用意してあるんですよね。テーブルに置かれた可愛い人形が花を添えています。
メニューの写真が*ここ*にあります。
[料理]
- 01:クヴァス(Kvas)/600円×7
- パンから作るホームメード発酵ドリンクだそうです。いちおうノンアルコールです。ベラルーシ版ルートビアみたいな感じかな。(JK)
- アルコールは微量ながら入ってました。のでよっぱらってしまった。(い)
- ノンアルコールということでしたが、ちょっと気の抜け目の甘いビールのような感じで、私もちょっと血の流れ早くなったような気がします。ライ麦とかの発酵種を使うのでしょうかね、麦発酵の酸味も少々感じます。(az)
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- 02:ニシンとビーツのサラダ(Herring And Beetroot Salad)/1200円×2
- ニシンの塩気や風味と、ビーツの柔らかな甘さがよくあいます。(ska)
- 彩りがきれいで、パーティメニューなどには華を添える前菜にもなるし、家庭で普通に食べる時は普通に大皿やバットに入ってて、個々で好きなだけ皿にとりわけて楽しめるお料理なんでしょうね。雛祭りに提供される菱形にカットされた3色の押し寿司を思いだします。下の層にはポテト、タマネギをメインに、ほぐしたニシンとマヨネーズであえられたサラダ、上の層は甘酢につけ込まれたスライスビーツがしきつめられ、円を描いてサラダを飾る香草はディルのみじん切りです。一般的なツナポテトサラダよりニシン(魚)臭い感じはありますが、私はかなり気にいってます。(az)
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- 03:パン/400円×3
- 黒パンと丸い全粒粉のパンがよかったです。くるみもいいけど他の2者には負けます。(い)
- くるみパン、全粒パン、黒パンの小ぶりサイズの3種類のパンが1セットになのですが、気を遣って下さって、私たちが分けやすいように7等分にカットしてきれいにお皿にもってくれました。
お店の料理はどれも日本人向けの味にアレンジしていないとのお話でしたが、パンだけはほんのり甘くて柔らかめで日本人向けになってるような気がします。(az)
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- 04:ピクルスのスープ「ラッソニク」(Pickles Soup "Rassolnic")/800円×2
- ピクルスというけれど全くきつくない柔らかなおいしいスープです。(ska)
- ボルシチ以上に酸味の強いもの想像していましたが、思い切り優しい味のスープでした。じゃがいもだけは形が残るくらいにカットされてますが、ピクルス、タマネギ、ニンジンなど他の素材が細かなみじん切りで、思い切りこのスープのダシとなってる感じです。スプーンですくってる写真にも見えますが、具に押麦がかなり含まれていました。スープの上の白い部分はサワークリームを混ぜると、ちょっとコクが出ます。(az)
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- 05:チキンのクレープ巻(Pancakes Filled with Meat)/1300円×2
- 万能ネギが使われていますが、ベラルーシでもネギをこのように生で細かく切って料理に振りかけて食べるそうです。ベラルーシのネギは「ルク」というそうで、タマネギの先(成長部分)だそうで、=オニオン だそうです。(JK)
- 見た目デザートを思わせます。細かく刻んだチキン、キノコ、タマネギなどを炒めたものが包まれています。つなぎっぽいものは入ってないのかポロポロとドライな感じでした。粉好きの私はクレープ度の高い端っこばかりいただきました。ほんのり甘くてちょっぴり油吸って旨いんです。(az)
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- 06:ナスのスタッフグラタン(Baked Eggplant)/1400円×2
- 茄子好きなのでこれはよかった。美味しい。(い)
- とくにナス好きではないけれど、これはとっても気に入りました。(ska)
- 南欧、中近東等でナスのお料理を多く見かけるので、てっきり暖かい国でのみ存在するものと思っておりましたが、北の国の方でも同じようなナス料理って存在するのですね。味も想像してたとおりのものでした。縦半分に割ったナスをくり抜いて、中にタマネギ、挽肉等がつめられており、その上にチーズスライストマトできれいに飾られています。個人的には、詰め物の中にくり抜いたであろうナスの割合がもっと多めであればもっとうれしいのですが。(az)
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- 07:ジャガイモとレバーのコロッケ「ズラズィ」(Potato And Liver Croquettes)/800円×2
- これにもネギが使われています。(JK)
- クリームコロッケの生地でレバーを包み軽くソテーした感じで、焼き色ついた表面はカリカリで香ばしく、中はとろろっとした食感がおもしろいです。私はレバー苦手なので、端っこをいただきましたから、レバーがどんな味付けになっていたのか不明。(az)
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- 08:ロールキャベツ/1200円×2
- 上の細い緑色のはディルです。香草が効いていてすごく美味しいです。(JK)
- すっごくニンニク効いたトマトベース仕立てです。「メニューにあるものは全て出せるものなのか?」と聞いた(最近「メニューには載ってるが今日はない」といったお店が多かったので確認した)ところ、「メニューには載ってないが、今日のおすすめ料理はある」とのことだったので、注文したのがこれです。粗挽きの肉がパワフルに詰まっておりました。(az)
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- 09:蒸し豚肉の「マチャンカ」(Crepe With Pork Stew "Machanka")/1700円×2
- これも香辛料が効いてて美味しいです。(JK)
- 「クレープを手にとって、シチューにからんだ豚肉を包み込んで口に運ぶ」という食べ方をレクチャーしていただきましたが、ご覧のようにクレープのほとんどにシチューがどっぷりかかっているので、実践できませんでした。とりあえず私たちのテーブルではクレープもお肉もくずして一緒にしていただきました。シチューは馴染みあるホワイトシチューといった感じです。豚肉はかなり大きな固まりで入ってましたが、煮とけてしまったのか初めから加えないのかタマネギなど他の具はありませんでした。「マチャンカ」ってかわいい言葉でしょ?とベラルーシ出身のきれいな店員さんが、笑いながら「マチャンカ」「マチャンカ」と繰り返し口にしてましたが、確かにかわいい感じです。かわいく聞こえる音って共通するのかなぁ。(az)
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- 10:ズッキーニとフレッシュトマトの蒸し煮(Stew With Zucchini)/1200円×2
- 材料はシンプルなのになんだかすごく美味しいのはソースがポイントなのかな?。(JK)
- 今日の個人的一押し。ズッキーニ美味しいです。マッシュポテトが結構ずしんとおなかにくるので注意。(い)
- シンプルで煮込みをおさえたラタトュ−ユという感じです。フライパンなどでニンニクのきいたトマトソースで蒸し煮したのでしょう、ちょっとだけ濃いめに味付けしてあったので、中央に高く盛られたクリーミィマッシュポテトといっしょにいただきます。パンが残ってたらこのソースすくえたのですが、とっくに無くなっていて残念です。(az)
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- 11:ポテトとポークのサンドウィッチ(Potato Sandwich Pork)/1600円×2
- これは「ドラニキ(Draniki)」という料理だそうです。サンドウィッチといってもパンは使われていません。ポテトでポークをサンドイッチしてるんです。(JK)
- メニューに「ドラニキ(Draniki)」という料理名が複数あったので、自分たちが注文したのがどちらなのかわからなくなり、ベラルーシ出身の店員さんを呼んで確認しました。「ドラニキ」とは、素材を「すり下ろす」料理に用いられるそうです。つまりこの料理はじゃがいもをすり下ろして、小麦のつなぎを使ったもので、ポークをサンドしたものでした。ポークと言ってもバラ肉一枚とかハム状のそのままの肉をサンドしたのではなく、挽肉に近い感じに練りつぶして味付けされたお肉でした。(az)
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- 12:ベラルーシ風クッキー「ホボロスト」(Home Made Cookies "Hvorost")/400円×2
- フライですね。クッキー生地を揚げたのかな?(JK)
- 固めに溶いた甘くない生地(小麦、牛乳、卵、砂糖)をピザ生地のように薄ーく伸ばして、B7サイズを縦半分にしたくらいにカットして、中央にさらに切れ目を入れ、ねじりコンニャクのようにねじってから素揚げした感じです。それほど甘くないので、添えられた生クリームやイチゴとともに食べても、また感じが違って楽しめます。食べてる最中は気がつかなかったのですが、膨らんだ感じがなかったので、膨張剤役のベーキングパウダーやら重曹などは使用してないように見受けられます。そうすると焼き菓子や揚げ菓子としては、結構珍しいタイプかも。(az)
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- 13:ロシア風ティー(Russia Style tea)/600円×7
- ロシアンティーは少し甘くて、ふつうの紅茶より食後によいですね。(ska)
- これまでロシア料理を食べた時は、お約束のようにロシアンティーを注文してましたが、たいてい紅茶の水色が暗い赤でイチゴジャムのツブツブがごそっと底に沈殿してたりするものでしたが、こちらのは写真でご覧のとおり明るいオレンジで透き通った感があります(底まで写してませんが、沈殿物もほぼ無し)。きっと酸味の強いフルーティなジャムなんでしょうね。(az)
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[総評]
ベラルーシ料理というともっとインパクトのない地味な料理を想像していたのですが、違和感なく食べられる美味しい料理でした。(JK)
ロシア料理と似ているのかと思ったらそうでもないですね。サワークリームをよく使っているところが似ているかな。美味しかったです。あ、サーバーのおねいさんはベラルーシ美人で綺麗です。(い)
ESDで訪れる店にしては少しだけ値段が高めかもしれないけれど、とてもサービスがしっかりしていて、料理の種類も多いので、全く不満の無い内容です。お勧め。デートにも良いかも。(ska)
食事中にちょっと話題にものぼったのですが、食材の食感を残さないお料理が多かったように思います。私たちがステーキやキエフチキンのような「肉の塊」的なお料理を頼まなかったせいもありますが、一部を除くとほとんど挽肉であったり、みじん切り野菜、すり下ろした野菜などで構成されたお料理でした。また、ライスはない(←当たり前)し、パンも小ぶりの小さなものちょっとだけだし炭水化物足りないのでは?と注文時に心配したものですが、出てきたお料理の中には、クレープが使われていたり、つなぎやコロッケの生地のような部分に小麦粉を使う料理なども多いし、じゃがいもはかなりな量が使われていたしで、知らず知らずのうちに結構でんぷん質を摂取していたようでおなかいっぱいになりました。これも特徴なのでしょうかね。でも「豆料理」はありませんでしたね。
なお、ベラルーシ出身の店員さんが言うには、国の料理作る際に日本の食材店で手に入れられないものはないのでまったく困らないとのことでした。(az)
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4410円/人でした。
[デジタルカメラ]
今回は、サンヨーのDSC-SX560、DSC-MZ2で撮影しました。
DSC-SX560による全撮影データは*ここ(83枚)*にあります。
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(註:メニューの表記でおかしな点があると感じる人もいるかと思いますが、原則として表記はお店のメニューの通りにしています。明らかに間違っていると思われるものも、そのままにしてあります)
(註:写真は文章の下に貼ってあります)
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