DC-1/1S/2/2L/2V/2E/2S Frequently Asked Questions
chapter 5: つかいかた
Q: DC-2*を使っています。
手動でピントをあわせるにはどうすればいいですか?
A: こんなかんじかな?
- シャッター半押しによる方法
- シャッターボタンを半押しにする
- 半押しにしたままの状態で、△▽を押すと調整できる。
- この方法、両手を駆使するので結構むずかしいぞ。
右手は微妙な操作だし。
- モニタモードにする方法
- モニタボタンを押してモニタモードに切り替える。
- △▽を押すと調整できる。
- この状態のときに、シャッターボタンを半押しにして放すと一度
オートフォーカスしてくれます。
- 電池の持ちが心配なときはモニタだけ電源を切っちゃいましょう
(DC-2E付属のDM-2Eには電源スイッチがないのでできません)。
- 別項にあるように、モニタモードでは一部操作に制限があるので注意
(DC-2Eでは制限は減りました)。
Q: DC-2*: シャッター半押しとモニタの関係
DC-2*を使っています。
シャッターを半押しするとモニタがonになるのでそれから被写体をおっかけて
撮影していますが、ピントがあいません。
なんでですか?
A: シャッター半押しすると確かにモニタはonになるのですが、
同時に普通のカメラと同様ピントも固定されてしまいます。
QV-10などでの撮影に慣れていると、「モニタがonでもピントはいつも
あってるもんね」と思ってしまいがちですが、DC-2*ではそうではありません。
シャッター半押しのときにでるモニタの画像は、「現在固定したピントで
撮影するとこんな絵になりますよ」という意味の表示だと思ってください。
もちろんこのときピントを手動で調整することはできます。
でも、右手ひとさし指半押し状態で左手の指を駆使するのはなかなか
至難の技です:-)
結論: QV-10っぽい撮影のしかたをするときは手動でモニタをonにしましょう。
(Thanks to: Kazushi Kimura <kimu@st.rim.or.jp>)
Q: DC-2*: モニタonのときのフォーカス
DC-2*を使っています。
モニタonにしているときにはオートフォーカスが効かない気がします。
どうすればいいんでしょう?
A: オートフォーカスはモニタonにした瞬間に一度行われるだけで、
そのあとはカメラの向きを変えても行われません。
シャッターを軽く押して放すとその瞬間オートフォーカスが効きます。
DC-2Eの場合、RAボタンを押すとシャッターを軽く押したのと同様の効果が得られます。
やっぱり、モニタonの意味ってQV-10と意味が大幅に違うんですよね。
(Thanks to: Matsuki Osamu <matsuki@kyoto.xaxon-net.or.jp>)
Q: DC-2/2L/2V/2S: モニタonの際のフラッシュモード切り替え
DC-2/2L/2V/2Sを使っています。
モニタをonにして撮影しているとき、フラッシュの自動/off/onの切り替えができません。
なんでですか?
A: どうも、仕様みたいです(マニュアルp44)。
モニタがonの間は他にもいろいろな操作の制約があります。
でも激しく不便ですね(特に、QV-10に慣れていると)。
別に禁止される理由もないと思うので、リコーに要望を出しましょう
(「将来への希望」参照)。
DC-2Eの場合、フラッシュはないから関係ないのですが、
モニタモードでの操作制限は減っています。
Q: DC-2/2L/2V/2S: フラッシュ自動モードの閾値
DC-2/2L/2V/2Sを使っています。
室内とかでフラッシュを自動にして撮影していると、必要ないくらいの明るさなのに
フラッシュがたかれてものすごく明るい(ハレーション起こしたような)写真が撮れます。
撮影中にモニタをonにしてLCD画面で見ていたときもフラッシュが必要とは
感じませんでした。
なんでですか?
A: よくわかりませんが、フラッシュが要るかいらないか判定する閾値(条件)が
ちょっとよくないと思います。
というか、デジタルカメラの場合、あとでなんぼでも画像補正が効くので、
フラッシュを下手にたいてヘンな影を入れちゃうより、暗めでもいいから
撮っておいてあとで補正する方がいいのですよね。
DC-2*は、暗いところでの撮影時に、CCDのゲインがDC-1よりも高めに
設定されているそうです。
だから、フラッシュをonにする必要のある機会は減っていることになります。
好みの問題かもしれないししょうがないので、フラッシュをoffにして撮影しましょう。
もうすこしうまく調整してくれるよう
(あるいは利用者側で自由に閾値を調整させてもらえるよう)、
リコーに要望を出しましょう(「将来への希望」参照)。
itojun個人は電源切ってもフラッシュの設定を忘れないでくれれば
それでいいような気もしています。
Q: DC-2*を使っています。
画像コピーの方向が「本体→カード」のみで、逆はなしなのはなぜですか?
A: たぶん、
- r0100001.relのintegrityが保たれている保証がないため(「ファイルの変換」の
節をみましょう)
- ヘンなフォーマットのファイルをつっこんでテンポラリ領域に使っちゃおう、
とかどうなるか実験してみよう、とかいうわたしみたいな人を排除するため:-)
- DC-2*の本体にヘンなファイル名のファイルをつっこんだときに
消せなくなるんじゃない?
のうちどれか、または全部でしょう。
ちなみに、DC-2Sでは逆向きのコピーもできます。
モデムカードを挿すときにはメモリカードを抜かないといけないですからね。
Q: DC-2*: 照明と画像の色合い
DC-2*を使っています。
白熱灯や3波長型昼白色蛍光灯(高い蛍光灯)の下で撮影すると
マゼンダが強い画像になってしまいますが、なぜですか?
ちなみにストロボは使いませんでした。
A: 安い(普通の)蛍光灯の下だと平気ですね。
なんでしょう。
さらなる実験結果募集中!
(Question from: "JK" Junko Kawaguchi <JK@artemis.or.jp>)
Q: 花火や夜景の写真を綺麗に撮りたい!
A: いろいろ技はあるとおもいますが、このへんでしょう。
- 被写体の明るさにあわせて、ちゃんと手動露出調整をする
- 添付の写真はDC-2Lで撮影した場合で、左から露出+1.5/0/-1.5です。
露出+1.5の方がかなり明るく写ってくれます。
- 花火を撮影する場合の露出調整はむずかしいです。
あまり露出をプラス方向に持って行くと、でかい光球が写るだけになります。
試行錯誤が必要です。
-
- (特に花火の場合)マニュアルフォーカスを活用する
- 一瞬しか光らない花火にオートフォーカスでピントあわせようといったって、
それはDC-1/2がかわいそうというものです。
マニュアルフォーカスを活用しましょう。
やりかたの詳細については別項参照。
花火の場合だったら、「▽」をレンズ動作音が聞こえなくなるまで押せば
ピントが無限遠に設定されますので大丈夫でしょう。
- ホワイトバランスを安定させる
- 編者が追試してないのでなんとも言えないのですが、TMRさんのページに
花火撮影tipが載っています:
http://www.asahi-net.or.jp/~SP1Y-TMR/dc.htm
- 次の追試は97年夏か?
- 下手の横好きサンプル画像
- http://www.itojun.org/diary/19960811/
- http://www.itojun.org/diary/19960813/
(Thanks to: Ryuji Kodama <kodama@nibb.ac.jp>)
Q: 画像ファイルの色、LCDモニタに映る色、NTSCモニタに映る色の
色合いを調整したいです。
A: カラーバーを用意しましたのでどうぞ。
これを映しながらLCDモニタの輝度調整などするとよいでしょう。
左側が濃度100%、右側が濃度80%です。
リンクされているのはj6iファイルなのでつっついてもブラウザでは
見れませんよ。
(放送業界の方で、webに流してもいい調整用の
「水色の背景でねえちゃんが花持ってる画像」を提供してくれる方はいませんか?)
(西村泰明 <fwba1016@mb.infoweb.or.jp>)
Q: 画像ファイルとLCDモニタとNTSCモニタで、見える範囲はどのくらい
違いますか?
A: わたし(編註: 西村さんのことね)がDC-2Lで実験した限りだと、
- LCDモニタは画像ファイルの90%程度の画像が映る
- NTSCモニタは画像ファイルの80%程度の画像が映る
(西村家にあった富士通ゼネラルの27インチの場合)
ことがわかりました。
ですから、LCD画面で確認した以上にデータは残っていることになります。
撮影するときにまじめにフレーミングを考えたい方は、
画像ファイルとLCDモニタとで映る範囲が違うことを考慮にいれて撮影すると、
画像ファイルに余計な物体が入らずに済みます。
もちろん可能ならレタッチして切っちゃえばいいんですが。
逆に、NTSCモニタを使ってプレゼンする場合には、j6iファイルの画面いっぱいまで
絵を描いてしまうとNTSCモニタに写したとき端が切れちゃう可能性があります。
NTSCモニタは個々に特性が異なるので、御自分で
実験されることをおすすめします。
実験用の画像を添付しておきます。
リンクされているのはj6iファイルなのでつっついてもブラウザでは
見れませんよ。
(DC-1の場合の情報募集中)
(西村泰明 <fwba1016@mb.infoweb.or.jp>)
Q: DC-2*の通常撮影モードと連写モードで、撮影される画像の
明るさが違うように思います。
通常撮影モードの方が明るく、連写モードの方が暗く写るようです。
(西村泰明 <fwba1016@mb.infoweb.or.jp>)
Q: DC-2*: 暗いところでのオートフォーカス
DC-2*を使っています。
暗いところで撮影するとき、オートフォーカスに失敗してピンボケ写真が
撮れることがあるのですが、なにか綺麗な画を撮るための技はないでしょうか?
A: DC-2*はどんな暗いところでもフラッシュなしで使えるくらい暗いところに強いのに、
暗いとオートフォーカスが失敗することがあってちょっと残念なのですよね。
まあCCDオートフォーカスの宿命か...
赤外線オートフォーカスだともうすこし強かったのかな
(DC-1オーナーの方、感想ください)。
ピントのあった画を撮影するために、以下を試してみてください。
- 撮影対象物とおなじくらい離れたところにある、明るすぎない光源、
または光に照らされているところをみつけます。
隣の部屋から洩れて来るあかりとか、お皿に反射する光とか、
豆電球なんか非常にいいですね。
- その光源に本体を向けて、シャッターボタンを半押しします。
これでオートフォーカスと自動露出が働きます。
- 撮影対象物に本体を向け直します。
- 必要ならマニュアルフォーカスしてピントを調整し、シャッターボタンを
押し切ります。
実際に撮影されます。
つまり、2.でちょっと明るい物体を使ってピントをあわせ、
その状態で撮影します。
1.で「明るすぎない光源」と言っているのは、
露出の設定値の問題からきています。
露出は2.で光源を狙ってシャッターボタンを半押ししたときに調整され、
固定されています。
もし2.で光源を狙ったときと4.で実際に撮影するときで場面の明るさが違いすぎると、
設定された露出が撮影対象物を撮るのに適さなくなってしまいます。
当然ですが、
がんばってマニュアルフォーカスするつもりなら1.から3.は必要ありません。
Q: DC-2Eでホワイトバランスを固定できるって噂を聞いたんですが...
A: そのための隠しコマンド(!!)があります。
ファミコンみたいですね:-)
HelloPC 1997年1月号の付録「デジタルカメラ活用ガイド」にも掲載されていたので、
たいして隠しじゃないのかもしれないです。
まあ、ファミコンの隠しコマンドもたいして隠しじゃないか...
「画質」を押しながら電源をいれ撮影モードにすると、
ホワイトバランス固定が効くようになります。
この状態でRAボタンを押すと、押すごとに、液晶インジケータに
- フラッシュ印なにもなし
- フラッシュ印「発光」モード
- フラッシュ印「禁止」モード
の表示が現れます(DC-2Eにはフラッシュはないのに!)。
この表示は、上からそれぞれ
- 通常通り、自動ホワイトバランス
- 日中の太陽光向けホワイトバランスで固定
- 室内のタングステン灯(裸電球)光向けホワイトバランスで固定
の意味になってます。
ちなみに、RAボタンはモニタonのときにはもとの意味(フォーカス・露出の
再測定)に解釈されるので、
ホワイトバランスモードを変えるときはモニタ切ってから変えましょう。
いろいろ試してみましょうね。
Q: DC-2*の持ちかたにコツはありますか?
A: 最初のうちは普通のポケットカメラみたいに、
- 両手で、
- 親指を下面に、他の指を上面につけて持って、
- 右ひとさし指でシャッターを切る。
という操作をしてしまいますが、それはあまーい(かもしれない)。
JKさんと編者の好きな持ちかたは、
- 右手だけで持ちます。
左手はマニュアルフォーカスとかのときにしか使いません。
- ひとさし指と中指の間にDC-2を挟みます。
ひとさし指の第2関節が上面の「RICOH」のロゴのあたりに、
ひとさし指の先端が2焦点レンズの切り替えレバーのあたり
に来るようにします(DC-2/2L/2V/2Sの場合ね)。
指の又がストラップの生えぎわ(?)あたりかな。
- あとは親指のつけねと薬指でぐらつかないように固定。
- シャッターは親指で切ります。
- (DC-2/2L/2V/2Sの)2焦点レンズの切り替えは親指またはひとさし指でスパっと。
です。
これだと結構安定するし、片手なので本体を体から離して撮影できます。
LCDモニタを見ながら狙えばアングルも大丈夫。
一度試してみてください。
http://www.artemis.or.jp/~jk/1996-4q/961210b/
にも写真入り解説があります。
("JK" Junko Kawaguchi <JK@artemis.or.jp>)
Q: DC-2Eでホワイトバランスを固定して撮影したとき、
白飛びすることがあります。
A: 特定の照明条件下でホワイトバランスを室内モード
(フラッシュ禁止印)に固定して撮影をすると、
白飛び(黄色に飛んだりもする)が頻発することがあるようです。
飲食店などで使っている、スポットライトっぽい白熱灯(なんていうんだろう)の
下で撮影するとこうなる頻度が高いような気がしますが、
明確な条件はまだわかっていません。
こういうときはホワイトバランスを自動にしておけば回避できます。
(ただ、自動なので画面中に赤いものが多いと赤っぽく撮れたりすることが、
たまにある)。
それでも駄目なときは、露出補正をマイナス方向にずらすと逃げられるように
思います。
ホワイトバランス固定は両刃の剣なのですね。
白飛びした画像を持って帰ってもレタッチでは復元できません。
気をつけて使いましょう。
編者はとりあえず最初のうちはホワイトバランス3モード全部で
撮影して調子をみて、それからどれを使うか決めています。
Q: プレゼン用にDC-2*を使ってると、オートパワーオフが働いてしまって
困ります。
A: マニュアルを読みましょう。
「オートパワーオフを切る」というところに説明があるはずです。
Q: DC-2*をマニュアル通りに操作したんですが、オートパワーオフや撮影後のブザー音の設定が変えられません。
A: マニュアルには書いてないとおもいますが、撮影済み画像が1枚もないとき、
設定が変えられないようですね。
ありがちなバグだ...
なんでもいいから1枚撮影して(本体メモリでもカードでも構いません)から
同じ操作をやってみてください。
それから、操作は「電源をどっちかに倒す/ボタンを5秒押す」ですが、
5秒って結構長いので、気長に押して下さい。
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