DC-1/1S/2/2L/2V/2E/2S Frequently Asked Questions

chapter 4: 仕様の違い

Q: DC-1とDC-1Sの違いはなんですか?

A: DC-1は非常に多機能でしたが、仕様面で完成度の低い部分 (主にシリアルハンドリングでのユーザーインターフェース面)も多く、 ユーザーから少なからぬ不満の声がありました。 事実上ユーザーからの不満への回答として発売されたのが、DC-1Sでした (と私は勝手に思ってます[編註: ここで私とは青木さんのこと])。
よって、DC-1とDC-1Sでは、外観、大きさ、値段、主な機能、性能、 オプション含めた製品ラインナップは変わりありません。

DC-1からDC-1Sになって変更・強化された機能は以下の通り:

通信機能の強化
パソコンとのシリアル接続時の操作改善
カードリーダー経由で使用する分にはあまり関係ない内容ばかりですが、 シリアルでのデータ転送を頻繁にする場合は、操作感がかなり大きく 改善されております。

(Thanks to: Yasuo Aoki <master@kani.com>)

Q: DC-1/1SとDC-2の違いはなんですか?

A:
CCDのサイズ
41万画素1/3インチCCD -> 41万画素1/4インチCCD
オートフォーカス
DC-1/1Sでは1cmから30cmの間はマニュアルフォーカスだったが、 DC-2*では全てオートフォーカスで接写可能になった。
方式: 位相差・三角測量方式 -> TTL CCDAF方式
AF測距範囲: 0.4m〜∞ -> 0.01m〜∞
撮影範囲: マクロ0.4m〜∞/マニュアルフォーカス0.01m〜0.3m -> 広角 0.01m〜∞/標準 0.03m〜∞
ズーム方式
3倍ズーム(35mm換算50mm〜150mm) -> 標準/広角2段階切り替え(35mm換算35mm/55mm)
ストロボ方式
固定式(G NO. 10/ISO100) -> 光量制御式電子フラッシュマチック方式
電池
Ni-Cdスリムバッテリーx3個 -> 単3アルカリ乾電池x4個(単3ニッケル水素電池も使用可: 外部充電)
DC-1/1Sも、オプションDB-1Cの 登場で単3アルカリ乾電池x4の使用が可能になりました。
メモリカード
PCMCIA type 1 AIMSフラッシュメモリカード/SRAMメモリカード -> PCMCIA type 1/2 AIMSフラッシュメモリカード/ATAフラッシュメモリカード
撮影モード
動画撮影モード -> この機能はなくなった
通信機能
NIFTY-Serveなどとモデム経由で直接通信 -> この機能はなくなった(DC-2/2L/2E)
DC-2V/2Sでは通信機能が復活しています。
LCDモニタのつけかた
つまみのデザイン
ボディの色かたち

Q: DC-2とDC-2Lの違いはなんですか?

モニタが付属している以外になにか違いがあるんじゃないの?

A: DC-2L = DC-2 + DM-2、ただそれだけです。 本当にそれだけです。 DC-2Lの箱の中には、DC-2の箱とDM-2の箱が入っています。

初期の頃は「DC-2Lとして買うと、DC-2とDM-2のシリアル番号がぴったり同じになって 気分がいい」という利点があったのですが、最近の出荷分については 同じになっていないようですね。

Q: DC-2LとDC-2Vの違いはなんですか?

A: 実際のところ編者はまだいじっていないので、以下そのへんは割り引いて 読んでください。 発表を見る限り、
  1. DC-1 -> DC-2で取り除かれたモデム/携帯電話経由の画像伝送機能が復活した
  2. 本体メモリの増量(2Mbytes -> 4Mbytes)
という違いしかないように見えます。

また、信頼できる筋からの情報によると:-) 残念ながらPCMCIAカードのモデムは使えないそうです。 画質などは基本的にDC-2/2Lと一緒だそうです。 DC-2VではATAフラッシュメモリカードのSanDisk SDP5-xxも使えるそうです。

発売した最初のうちは業務ユース向け、ということで、 一般小売店の店頭には並んでいませんでしたが、 現在は普通に売られるようになっています。

ちょっと違うのが外見です。 ボディは基本的にはDC-2/2Lと一緒ですが、プラスティック部の色が違います。 また当然ですが、シルク印刷に通信関係の表示が増えてます。 縦積みになってる写真は上側がDC-2L、下側がDC-2Vです。 単品の写真は左側がDC-2L、右側がDC-2Vです。
資料写真1 資料写真2 資料写真3 資料写真4

DC-2Vの詳しい特徴とかは http://www.ricoh.co.jp/dc/dc-2V/に あります。

Q: DC-2LとDC-2Eの違いはなんですか?

A: http://www.ricoh.co.jp/dc/dc-2e/pdinfo.html にも情報があります。 色の濃い方がDC-2E(試作機)です。単独で写ってるのはDC-2Eです。 試作機じゃないのも外見は全く同じです。
DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype DC-2E prototype

Q: DC-2VとDC-2Sの違いはなんですか?

A: 実際のところ編者はまだいじっていないので、以下そのへんは割り引いて 読んでください。 発表を見る限り、
  1. PCMCIA type IIのモデムカード/携帯電話通信カード/PHS PIAFSカードを 受け付ける
  2. メモリカード -> 本体内蔵メモリの画像コピーが可能
という違いしかないように見えます。

Q: 結局、DC-2シリーズの違いをまとめるとどうなるの?

A: こんなかんじかな? (註: DC-2Sについては、「DC-2Vに準ずる」というところから推測して書いている 部分があります)
DC-2	DC-2L	DC-2V	DC-2E	DC-2S
---	---	---	---	---
○	○	○	×	○	録音/再生機能
○	○	○	×	○	フラッシュ
○	○	○	×	○	標準/ズームの切り替えレンズ
2M相当	2M相当	4M	2M	4M	内蔵メモリ
別売り	DM-2	DM-2	DM-2E	DM-2	付属のLCDモニタ
×	×	○	×	○	通信機能
×	×	×	×	○	PCMCIAモデムカード対応
○	○	○	○	○	内蔵メモリ->メモリカードのコピー
×	×	×	×	○	メモリカード->内蔵メモリのコピー
×	×	○	○	○	SanDisk SDP5-xx対応
○	○	○	○	○	SanDisk SDP5A-xx対応
×	×	×	○	?	SanDisk SDP3B-xx対応
○	○	○	×	○	フラッシュauto/off/onボタン
×	×	×	○	×	RAボタン
×	×	×	○	×	ホワイトバランス固定
×	×	×	○	×	スローシャッター警告
薄	薄	薄	濃	?	ボディ金属部の色
					(薄: シャンパンシルバー/濃: ジャーマングレー)
灰	灰	黒	黒	黒	ボディ前面ストライプの色
(Thanks to: Shinsuke Seki <seki@jah.or.jp>)

Q: DC-2/2LのFORMATボタンのまわりの形が2種類あるように思うんですが...

A: 実は、最初の頃に出荷されたDC-2/2Lと、 96年秋以降出荷されたDC-2/2LではFORMATボタンのまわりの形状が違います。 最初はまあるく囲われていたのですが、96年秋以降は一本溝が切ってあって、 爪やマイナスドライバでもFORMATボタンが押せるようになっています。

DC-2V/2E/2Sは秋以降のデザインを踏襲しています。

左が古いタイプ(早期に出荷されたDC-2Lを撮影)、 右が新しいタイプ(DC-2E試作機を撮影)です。
旧タイプ 新タイプ

(Thanks to: Shinsuke Seki <seki@jah.or.jp>)

Q: 海外バージョンのRDC-1/2と、日本バージョンのDC-1/1S/2/2Lの 違いを教えてください。

A: RDC-2についてはhttp://www.ricoh.co.jp/dc/rdc-2/に情報があります。
外箱写真は http://www.artemis.or.jp/~jk/1997-1q/970125a/に 1枚貼ってあります。

A: http://www.digital-cameras.com/minicat/sx010013.htm には、"PAL version March 1997"って書いてあるぞ(97/1/6)。

A: ちょっとずれますが、どうもこのページによるとPhilipsに DC-2EがOEM供給されているようです。 詳細は調査中。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970221/pma2.htm

A: US在住の方から詳しい情報を頂きました。ありがたや。 以下頂いたものをほぼそのまま掲載させていただきます。

所有のRDC-2
シリアル番号:KW102446
購入日:今年の一月
購入価格:900ドル+税金
購入地:Cupertino, California
DM-2(serial# KV105442)がついてます。
ちなみに、いま当地ではRDC-2は安売り店で800ドル前後で販売されているという 情報もあります。
スイッチその他のシルク印刷
もちろん英語です。
各種仕様
FAQに書いてある範囲では変わりが無いとおもいます。
ビデオ出力
NTSCです。
付属品
何がついているかというと…:
本体、電池、シリアルケーブル(IBM用はCC-2というやつです)、 ビデオケーブル、ソフトケース、ストラップ、 ソフト(ArcSoftのPhotoStudioをRDC-2用に変更したもの)。
ケーブルとソフトとマニュアルはIBM-PC用とMAC用と両方ついてます。 中に封筒が入ってて、「もし一方しか使わないのならば、どちらか使わ ないほうを送り返してくれ」、っていう指示が入ってました。最近流行の Environment consciousってやつらしいです。
PhotoStudioはRDC-2からのシリアルケーブルによるアップロードと ダウンロードができます。 ダウンロード、つまりPCからカメラ側へのファイル転送はやったことが ありませんが、できるとマニュアルには書いてあります。
私は転送用にはもっぱらEPSONのフラッシュカード (FLASHPACKER: SUNDISK SDP5-10、HP200LXのバックアップ転送用と共用)を 使ってます。 今のところ問題はおきていませんが、それほど多用しているわけでは ありませんので、本当は問題があるのかもしれません。
フラッシュカードの転送の場合には、ファイルのオープンで フラッシュカードのj6iファイルを指定しても読み込めます。
(Thanks to: Hitoshi_KINZO_Takagi <takagi@syl.sj.nec.com>)


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